村上は正論しか言っていない

正論しか言わないから余裕

買収されたくなきゃ上場しなきゃいいだけの話なのに、気に入らん奴が筆頭株主になった途端ごちゃごちゃ言い出す経営者は一体何なんだ。企業は株主(出資者)のものってのは株式会社の基本中の基本であって、一番出資してる人間が一番発言力を持つ事に何の不思議があるんだろう。村上に難癖付けてる奴らが全員バカに見えてしょうがないよ俺は。
村上繋がりで村上春樹の「風の歌を聴け」を読んでいる。ところどころに蛍光ペンが引いてある。
「暗い心を持つものは暗い夢しか見ない。もっと暗い心は夢さえも見ない。」
「人間は生まれつき不公平に作られてる。」
「誰もが知っていることを小説に書いて、いったい何の意味がある?」
「存在理由(レーゾン・デートウル)」・・・
これを古本屋に売った者の琴線に触れた言葉の数々。見知らぬ誰かから受け取った、思わぬボトム・レター。小うるさい古本屋では買い取ってくれないようなマーカー入りの本も、こんな夜には丁度いい。俺も村上龍の「トパーズ」にマーカーを引いて古本屋に持ち込んでみようか?

男があたしの背中や尻にろうそくを垂らし部屋に帰ってシャワーを浴びるとその跡が熱くなり鏡を見ると赤くかわいらしい斑点になっている。あたしはその赤い斑点の痛みが好きだ。その斑点は田舎のあたしの家のベランダにある花火の跡に重なる。
幸福の象徴なのだ。