人を殺してもいいんです

食べたい

http://d.hatena.ne.jp/mori-yoshiro/20051108/p1
http://d.hatena.ne.jp/mori-yoshiro/20051109
「わかりやすく!」とリクエストしたら本当にわかりやすく書き直してくれた。ありがとう。言語云々ってあたりは未だによくわからんけれど、まあいいだろう。俺理系だし〜(いいよね?)


俺が実際子供を持つ身になったとしたら、まず幼少時には「人を殺してはいけない」と頭ごなしに教えるだろうね。「嘘をついてはいけない」「人のものを盗んではいけない」などと同様に。中学生くらいになってある程度理解力が付いた時に「実は人を殺してもいいのさ」と教えると思う。
平穏な市民社会に生きるにあたっては「人を殺してはいけない」と教える事が最大多数の幸福を実現する教育であって、他方では同じく最大多数の幸福を実現するために「戦争」あるいは「死刑」という殺人が存在する。どちらも原則は一緒なんだよ、ってな事を教えてあげると思う。
そして尚且つ、死刑になる覚悟があれば人を殺す自由がお前にはあるんだよと教えてあげると思う。更に、わが子に信頼が置けるならば、俺は死期が近付いたら人を殺そうと計画していると伝えると思う。人を殺さないで死ぬなんて勿体無いよね、とも。


何はともあれ「法律で禁じられているから人を殺してはダメなのだ」と言ってしまってはダメだね。それはすぐさま「なぜ法律で禁じられているの?」という問いを誘い、結局振り出しに戻ってしまうから。法が定められた根本となる精神を説明できなければ大人としては失格だよな。


で、紹介されていたリンク先の
http://katsugendama.seesaa.net/article/8622522.html
これだけど

この問いに対する答えを模索する時に、ある番組でテリー伊藤が大声で怒鳴っていたのを覚えている(まあ、あの人はいつも大声だが)。

「そんなものねぇっ、質問させること自体おかしいんですよ!問答無用で叩き込まなきゃいけないんですよ!人は殺したらいけないっていうことを、理屈抜きで叩き込まなきゃいけないんですよ!」

なんて短絡的な思考の人だと思った。
これだけは絶対に言ってはいけないことだと僕は思うよ。

物分かりの悪い子供にはテリー伊藤式の回答でも十分だろう。一市民として幸福を得たいのであれば一生「人を殺してはいけない」と信じて生きていくのが最も安全確実だしね。我が子の力量を読んで場合によってはそう信じさせるのも親の務めではなかろうか。


つうか「なぜ人を殺してはいけないか」に対する識者の回答一覧みたいのが諸君か正論に特集で載っていた気がするんだけど面倒だから後で探してみる事にする。文春だったかな?

11/15ちょっと補足

トラックバックされたので読み直してみたら、何だか俺快楽殺人者か何かと誤解されそうだね(;´Д`)
補足すると殺す相手は誰でもいいわけではなくてその時点で俺が巨悪だと思う者って事ですよ。それは外務省の役人かもしれないし総連のメンバーかもしれないしロシア大統領かもしれないし売国ジャーナリストかもしれない。兎にも角にも生前の俺を常に苛立たせてきた輩のうち誰か1人には一矢報いなければ勿体無くて死ぬに死ねないという心境なのです。もちろんそこに私憤しかなかったらそれはまずいと思いますけど。