松永のこと
松永=河上イチローってのは正直驚いた。「河上イチロー」「Der Angriff」なんて単語は
ネットのゴミ溜めを徘徊していたゴキブリ諸氏(俺含む)にとっては古き良き時代を想起させてくれるキーワードなわけで。まあDer Angriff自体はゴミ溜めってわけではなくややアングラ寄りの雰囲気を持ったニュースサイトって感じだったんだけど、情報の濃さはピカイチだった。
それはそれとして「元オウムでもいいじゃない」みたいな空気が流れている気がしてなんか違和感がある。やはり元オウムと表明した以上、総括はして欲しいなと思う。
http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060316#1142445000
被害者の方については、現時点ではうまく言葉にできません。すみません。
どうも読んでいてすっきりしないのは「俺はもうオウムとは無関係なんだ」「オウムと無関係な知人を巻き込むな」という発言に終始していて被害者に対するコメントが抜け落ちているせいだ。うまく言葉にできなくても、拙い言葉でいいから何か言うべきものってのがあるだろう。「どうもすんませんでした」でも「別に被害者に対してはなんとも思っていないよ」でも何でもいいから何かコメントが欲しいところ。
http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060316#1142444999
これを書くと何かやらしいような気がしたんで書いていませんでしたが、阿部三郎弁護士の基金(サリン事件共助基金)へ直接振り込む方法があると教わりました。経済的に可能な範囲でですが、継続して振り込んでいきたいと思っています。
書くべきは「なぜサリン事件共助基金に金を振り込むのか(振り込む気になったのか)」という事だろう。多分、それは被害者に対する罪悪感からくる行動なんだと思うけど、その罪悪感とか後ろめたさを掘り下げて書くべきなんじゃないか。
あと今後の方策としては
の2択しかないと思うんだけど、現実的には後者か。
大体ね、サリン事件があろうとなかろうとオウム入ってたって時点でアレなんだよ。教祖の空中浮揚とかいう怪しげな写真見れば、まともな人は入信する気になんかなんないだろ普通・・・。その辺からして判断力を疑う。
中学で「患者は早く死ね」
暫退経由
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060401-00000012-mai-soci
神戸市長田区役所の医師で部長級の男性職員(57)が昨年11月、同区の市立中学校で生徒にエイズに関する講義をした際、「エイズになれば、自覚症状がないまま他人にうつす恐れがあるので、(患者は)早く死んでしまえばいい」などと発言していたことが分かった。市は31日、誤った発言で生徒に著しいショックを与えたとして、この職員を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
「目の前の患者の命はとにかく全力で救うべき」というミクロな視点で見れば問題発言であるし「医師は国民全体の保健をも考えるべき」というマクロな視点で見れば全くの正論。たまたま前者が多数派で後者が少数派だったために懲戒受けたってだけで、正しいか正しくないかというレベルの話をすると俺は正しいに一票。つうかこれは疫学(公衆衛生)軽視、更に言えば医療経済軽視に端を発するニュースであって、まだ日本社会は「人命は地球より重い」の価値観から脱却できていないのではなかろうか。目の前の1人の命と未来の1千万の命、どちらが大事ですか、という問題をこの医師は投げかけているわけであって、それに気付く事ができた中学生が皆無でなかった事をただただ祈っている。