ブラディ・サンデー

評価3。北アイルランド公民権運動デモが発端となって13人が死んだ「血の日曜日
の話。最初から最後までひたすらドキュメンタリータッチ。人の目線の高さを意識したカメラ
ワークで臨場感は大。でもIRAの活躍シーンがなくて残念。


むしろこっちの方がオススメだな。

IRA潜入逆スパイの告白

IRA潜入逆スパイの告白

著者は一度IRAに入るんだけど爆弾闘争が嫌になってイギリス側のスパイとして
テロ情報を漏らすようになるっていうドキュメンタリー。10年くらい前にNHK
特番があったから見た人もいると思う。著者は帽子とサングラスとマスクで顔を
隠して逃亡生活してたんだけどクリスマスだか誕生日に実家に電話入れるんですよ。
公衆電話から母親に「これから友達とケーキ食べるぜ」みたいな嘘をつくんですよ。
母親は電話を切った後「そんなわけないじゃない」と言って泣くんだけどこれが
非常に切ない映像だった。母親自身はIRA支持者だけどやっぱり息子が気にかかる
んですよね。著者は今も逃げ続けているのかな・・・。