五分後の世界

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

これは読んで良かった。一気に読み終わり、その後またじっくり読んだ。
ストーリーはと言うと二次大戦で日本が降伏せず結果本土は戦勝国に占領され
生き残った26万人の日本人が地下で生活しながらゲリラ戦を続けているという
パラレルワールドに主人公が迷い込んでしまうというお話。
テーマは要するに「愛と幻想のファシズム」と同じで「強く優秀な者による
統率の取れた集団は美しい」って事だと思う。ただ今回は思想よりも戦闘シーンに
重きが置かれているしボリュームもそれほどないんだけど。何だかこういう
小説を読んだ後は体を鍛えたくなったりするよな!な!
あとがきによると村上龍は元傭兵の柘植久慶と毛利元貞の本を参考にしたらしい。
これで思い出したんだけど、以前日記で紹介したSAVANNAの管理者さんが近日復活
との情報。期待して待て!読んでない人は読んでみよう。


奇しくも今日は開戦記念日だ。